「やることシートのカテゴリ分けがうまくいかないんです」
「カテゴリを作ってみたものの、ちっとも活用できてなくて」
あな吉手帳術のユーザーさんから
よく耳にするお悩みです。
どれどれ…
とカテゴリを拝見すると…
たいてい原因は2パターンあります。
まず1つは、
カテゴリが『タイミング別になっていない』パターン。
『人別』や『ジャンル別』、『緊急度合い』で分けてしまっている方が多いのです。
そもそもやることシートは
「まだ日にちが決まらないタスク」や
「急ぎではないタスク」(=何かのついでに済ませたい)を貼っておくシート。
こうすることで
急きょぽっかり予定が空いた時や
スキマ時間にできること、
あるいは何かのついでに済ませられる用事を見つけられます。
だから
タイミング別で分けるのがベスト。
例えば【外出中】、【パソコン(を開いたついでに)】、【夫がいる時】、【月例会議】、【家で5分以内でできること】、【子どもがいない時間】…などですね。
【夫がいる時】や【子どもがいない時】は
タイミング別だから良いのですが、
【夫に関すること】【子どもに関すること】というカテゴリだと、
人別になってしまい、
意味合いが全く変わってきます。
例えばこんなフセンがあったとします。
・「上履きを買い替える」
・「給食着にアイロンをかける」
・「娘のダンスの月謝を払う」
・「娘のダンスの衣装を注文する」
これらは子どもに関するタスクなので、
人別のカテゴリ分けだと
ぜーんぶ【子どもに関する事】に貼ることになりますね。
でも実際は
・「上履きを買い替える」→外で
・「給食着にアイロンをかける」→家で
・「ダンスの月謝を払う」→外で
・「ダンスの衣装を注文する」→スマホで
――などのように、
やる場所や時間はそれぞれ異なります。
だからタイミング別で分けておいたほうが、
効率よく「スキマ時間」や「何かのついでに」済ませられるんです。
初心者さんはシンプルに
【外で】【家で】、
この2つのカテゴリから始めるのもおすすめです。
また、
【至急】【なるべく早めに】【そのうち】など、
緊急度合いだけでカテゴリ分けしている方もいらっしゃいますが、
これもうまく使いこなせない原因の1つです。
なぜなら、
忙しい日々が続くと
緊急度の低いフセンには目がいかなくなり、
それによって
『ついでに剥がせるはずのフセン』に気付けなくなっちゃうんです。
例えば「もうすぐ切手が終わりそうだなぁ~」と思って、
『切手を買う』とフセンに書いたとします。
急ぎではないし、
近いうちに郵便局に行く用事がない場合は、
私だったら、やることシートの【外出ついで】というカテゴリに貼っておきます。
ところが緊急度別のやることシートになっていると…
大至急ではないので
【なるべく早めに】か【そのうち】のカテゴリに貼ることになりますね。
そうすると、
忙しい毎日の中では、なかなかそのカテゴリに目がいかなくなり、
何か別の用事で郵便局に行くことがあった時に、
『切手を買う』のフセンを見落としてしまうんですね~~。
せっかく郵便局に来てるんだから
ついでに買えるのに!なんてもったいない!
…これ、
実は私の過去の失敗談です(笑)。
というわけで
やることシートのカテゴリ分けは
やっぱり基本通り、タイミング別がベストです。
ただし!
タイミングでカテゴリ分けしたにもかかわらず
やることシートを活用できていない場合は、
他に原因がある可能性が高いです。
ということで
もう1つのNGパターンは
明日(2020年5月12日)発行のメルマガ『ごきげんのタネ』で
ご紹介します。
やることシートが活用できていない方は
ぜひチェックしてみてくださいね!
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この記事のライター
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須藤ゆみ(群馬在住)
トップディレクター/片づけフセン術講師
家の片付けのお悩みはお任せあれ!
収納術だけでなく、手帳を使って実行に移す方法もお伝えします。
最近は、書類やプリントの片づけに特化した講座が好評です★
整理収納アドバイザー1級。
著書【フセンと手帳で今度こそ、家が片づく】
ブログ『働くママのための夢育カルチャー教室』http://sudoyumi.com